左馬
その1
馬は右から乗るとつまづいて転ぶという習性をもっており、元来左から乗るものなので、左馬は長い人生をつまづくこともなく過すことができ、昔から福を招く目出度いもの、商売繁昌の守り駒となっている。
その2
馬の字が逆に書かれていることからウマの逆は”舞う”であり、古来舞いは目出度い席で催されることから縁起の良い招福駒である。
その3
馬の下の部分が財布のきんちゃくの形をしており口がよく締まって、入った金が散逸しないことから、富のシンボルである。
その4
普通馬は人に引かれるものであるが、逆に馬に人が引かれて入ってくるというので、客商売にとっては、千客萬来の招福駒である。
その5
馬は元来左から乗るものであるということから、左馬は乗馬をシンボルとするもので、これを持つ者は競馬に強いという。
その6
この駒は招福駒であり、守り駒である。